CLI の概要
renmori は RenMori のコマンドラインツールで、Ren'Py ランチャーが生成した配布用ビルドを対象に、ビルド時にアセットのアーカイブ化、スクリプトの変換、ローダーの書き込みと結果の検証を行います。ゲームのソースプロジェクトの読み取りや変更は行わず、Ren'Py SDK にも依存しません。クローズドプラグインの初回ダウンロードを除き、ネットワークにはアクセスしません。
典型的なリリース手順で使用するコマンドは次の 2 つのみです。
ツールの担当範囲
インストール
renmori は PyPI パッケージ renmori として公開されており、Python 3.9 以降が必要です。依存パッケージ cryptography はインストール時に自動で取得されます。この依存はビルド時のツールでのみ使用され、保護済みのゲームは実行時にいかなる pip パッケージにも依存しません。
独立したコマンドラインツールとしてインストールする場合は、uv または pipx も利用できます。いずれも renmori 用の隔離環境を作成します。
設定ファイル renmori.toml の読み込みには、Python 3.11 以降の標準ライブラリ tomllib が必要です。3.9 または 3.10 で設定ファイルを使用する場合は、tomli を追加でインストールしてください。
ソースの変更や開発への参加を行う場合は、リポジトリから編集可能モードでインストールできます。
呼び出し方法
インストール後は、次の 2 つの等価な方法で呼び出せます。
システムに複数の Python 環境があり、renmori が PATH に含まれていない場合は、2 つ目の方法で使用するインタープリタを明示的に指定できます。
コマンド一覧
共通オプション
以下のオプションは protect と verify の両方で有効で、renmori protect ./build --quiet のようにサブコマンドの後に記述する必要があります。
CLI の出力言語は現在、中国語と英語に対応しています。出力言語は stderr 上の進捗情報にのみ影響し、stdout 上の JSON のキー名と値は常に英語であるため、どのロケール設定でも解析結果は一貫します。詳細は出力・ビルドマニフェスト・終了コードを参照してください。
環境変数
処理の流れ
関連ページ
renmori protect:全オプション、ファイル処理ルールと実行手順renmori verify:検証項目と使い方- 設定ファイル renmori.toml:全設定キーとマージルール
- 出力・ビルドマニフェスト・終了コード:スクリプトや CI で解析するための出力形式
- 保護強度とクローズドプラグイン:ベースライン保護とフル保護の違い、プラグインの取得とキャッシュ
- トラブルシューティング:全エラーメッセージと対処方法